あなたのこだわり特集

私たちの周りにいる尖がっている人って一体… ぜひ、あなたの「自我」を聞かせてください!当ブログは、早稲田大学広告研究会主催「wasFES 2017」のイベントの一つであるエゴサーチ~自我の探求~の企画です。http://www.waseda-ad.com/wasfes2017/top.html

岩の精霊ますかワンダフルさんのこだわり

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本日は、以前文キャンに現れた噂の「岩の精霊」ますかワンダフル(@wonder_ful_8 )さんへインタビューをさせてもらいました。

 

 

 

あなたのこだわりを教えてください

いくつかあるんですけど、ただのエンターテインメントで終わらせないことです。お客さんの価値観や考え方を少しでも動かし、「楽しい」だけでは終わらない表現者になりたい。私はエンターテインメントアートは違うと考えています。エンターテインメントは大衆の心を鼓舞するもので、アートは大衆に未知の価値観を突きつけるものだと考えています。そのバランス感覚を大切にしています。

 

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なぜ、「エンターテインメント」と「アート」との違いにこだわるのですか?

自分はただ周りを鼓舞するだけではなくて、人の人生を変えるぐらいまでの表現がしたいと思っています。価値観や考え方が変われば、行動や人生は変わっていくものだと考えています。自分のパフォーマンスで価値観や考え方に影響を与えることができればなと。

 

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どうしてそんなこだわりを持つようになったのですか?

映画とか本が好きでそれらに人生観や価値観に影響を受けて育ってきました。価値観が変われば見える世界が違ってくることに感動し、自分もそれをやりたいなと。僕はよさこいを踊るサークルに入っていましたが引退後に、得意な踊りを使いエンターテインメントだけではなく、アートも取り入れたパフォーマンスをやりたいと思ったのがきっかけです。しかし、踊る場所が無かったので路上でやりだしました。

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こだわってみた結果今どうなったと考えていますか?

面白がられますね笑 普通やらないよねみたいな。メディアアートを専攻している大学生から一緒にやらないかって声をかけてもらったりとかもしました。巻き込んだり、巻き込まれたりしやすくなりました。

 

 

どうして「岩の精霊」となり表現したのですか?

岩の精霊を演じることで、体で生命や人間の神秘的なものを表現したかったんです。あ、これは変な宗教とかじゃないですよ笑 人間の奥底に眠っている原始的な美しさがあるんだよっていうことを表現したかったんです。それで、たまたま文キャンにいい感じの岩があったんで、この上に乗れば、エンターテインメントの部分も担保されて、原始的な美しさっていうアートの部分も表現できるんじゃないかっていう思い付きでやりました。自分はどんどんと新しいことに試してみることが好きで。失敗してもいいからやってみようって。

 

 

大隈銅像前でも演技をされてましたよね?

 

「異物」をイメージして、人があまり触りたがらないものをテーマにしました。今の世の中はきれいなものだけを見たがるっていう傾向があると思うんです。過去の自分の実体験で、駅で前から障がいを持った人が歩いてきた際に、無意識に目をそらしてしまった経験があって。他者と関わってこなかったことを痛感しました。そこで今回は自分とは違うもの(=異物、他者)を触れる機会を自分の踊りで作りたいと思って。這いつくばったり、表情を変えたりっていう動きはキャンパスの中での「異物感」を生み出すためです。

 

 

私が初めて、ますかワンダフルさんが大隈銅像前で「異物」を表現されているのを見たとき「やっぱり早稲田って変な人がいるんだなあ」と思いました。ごめんなさい!しかし今回のインタビューで「伝えたいメッセージ」があることを知ると全ての演技の意味が解きほぐされていきました。

ますかワンダフルさんは早稲田祭において「鬱」や「メランコリック」をテーマに演じられます。ぜひTwitterをチェックしてみてください!(@wonder_ful_8 

もちろんゲストにぺえさんを迎えて行う我々が行うイベント「エゴサーチ~自我の探求~」も要必見です!!

 

エゴサーチ~自我の探求~
ゲスト:ぺえ様
場所 :早稲田大学早稲田キャンパス14号館201教室
時間 :11月5日(日) 14時30分から15時30分
特設サイト:
www.waseda-ad.com